My Life in JAKARTA

生活全般編

有料トイレ
小200ルピア(4円)、大500ルピア(10円)
(バリ島ウブドゥにて)


TARAのくらし

TARAの1日は、朝5時半に始まります。ジャカルタでは、1年中朝6時ごろに日が昇り、夕方6時ごろに日が沈むので、夜が明けてくる感じで、大体どれくらいの時間か分かります。6時15分から連続テレビ小説を見て、6時30分に家を出ます。この時間に日本人学校への通学バスも出発するので、エレベーターは大混雑になります。

外国人は(TARAもここでは「外国人」)、運転手付きの自家用車で移動します。運転手のお給料は、週休1日で朝から晩まで働いて、日本円で1万円から2万円くらいです(98年5月現在のレート)。もちろん若い経験の浅い運転手はもっと安いこともありますし、旦那がどの程度「夜のお仕事」(カラオケや飲み屋)に出勤するかによっても変わります。ガソリンはハイオクでリッター1300ルピア(20円弱)ですから、日本よりは大分安くなります。交通手段には他にタクシー(初乗り1Km2000ルピア)、バス、バジャイ(3輪タクシー)、オジェック(バイクの2人乗り)などがありますが、初めての人にはタクシー以外お勧めしません。また女性が一人でタクシーに乗ることも、できる限り避けたほうがよいでしょう。


値段は気分次第のバジャイ

勤務時間は8時始業の5時終業ですが、夕方6時にはほとんど誰もオフィスにはいません。私も7時出社の6時退社が一般的です。7時までに家に帰ってNHKのニュース9をチェックし、阪神タイガースの活躍に一喜一憂して10時ごろには寝ます。日本時間で考えると、7時半起きの12時就寝ですから、体のリズムは日本時間のままです。

日常会話は、インドネシア語です。普段の市場や百貨店などでは、英語はほとんど通じませんので、インドネシアに赴任された方は、まずインドネシア語を勉強することになります。TARAとたらつまも、来イしてから1年間は家庭教師のインドネシア語の先生から、週2回1時間半ずつのレッスンを受けていました。ちょっとぽてっとした、60歳ほどのもうおばあちゃんなのですが、アメリカ大使館でもインドネシア語を教えておられたようです。家庭教師はちょっとという方には、奥様方には、ジャカルタジャパンクラブでインドネシア語のコースが用意されていて、毎回盛況のようです。お父さん達には、夜のブロックMのカラオケでホステスのおねぇちゃんから『生きたインドネシア語』を習うといった裏技もあります。冗談のようですが、これでインドネシア語をネィティブと同じレベルまでマスターした方をTARAはたくさん知っています。(@@;)

休日は、運転手が出勤のときにはゴルフやソフトボール、買い物などに出かけます。運転手が休みの時には、自分で運転して出かけることもありますが、大体は家にいることが多いです。日本のドラマのビデオを見たり、たらつまと「テレビドラマしりとり」をしたり、ネットサーフィン(死語)をしてたりします。その影響もあるのか、ジャカルタに来てから家で過ごす時間が長くなったように思います。マンションにはプールやジムなどがあり、白人のおじさんなんかは結構汗を流してますが、TARAはほとんど使っていません。余談ですが、最近ある新聞に「インターネットは中毒性がある」と書かれていたのを見て、ちょっとびびってます。


ジャカルタで一番手軽な交通手段オジェック
バイクの後ろに乗せて、近くまで500〜1000ルピアで運んでくれます

 

TARAが見たイスラム教徒のくらし

イスラム教徒の1日

イスラム教は、日本にいるとなじみの薄い宗教ですが、インドネシア国民の約8割はイスラム教徒といわれています。彼らは大変敬虔な信者で、1日5回のお祈りは欠かしません。そのためホテルの部屋の天井にも、聖地メッカの方角を示す矢印がついていたりします。また金曜日のお昼には集団でのお祈りがあり、11時半頃から1時頃までオフィスの中は誰も居なくなります。うちの運転手もイスラム教徒なので、金曜日のお昼は極力使わないようにしています。

お祈りの時間になると、それぞれのモスクからお祈りの調べが流れてきます。慣れてくると、お祈りを聞いて大体の時間が分かるようになります。たまに一時帰国で日本に帰ると、あまりに静かなので寂しく感じます(笑)。

HALALってなに?

イスラム教には厳しい戒律があり、食べ物も、ある基準を満たすものしか食べられません。ユダヤ教徒の「コーシャミール」などと考え方はよく似ていて、”HALAL”とマークの付いているもの以外は食べられません。マクドナルドでも、コカコーラでも、きちんと”HALAL”のマークが入っています。

信者は、不浄の動物である豚は一切口にしません。ある本で読んだのですが、イスラム教が普及した熱帯や亜熱帯の国では、これは貯蔵技術が発達していなかったころに、腐りやすい豚肉を食べないことで部族を病気から守るという生活の知恵だった、と言う説があるそうです。日本でも「豚肉は傷みやすい」ですから、この考えは非常に理にかなっているといえます。またお酒も厳禁ですので、仕事帰りにちょっと一杯てな訳にはいきません。

右手と左手

イスラム教徒は、右手と左手をはっきりと区別して使います。食事や握手などは右手です。左手は排泄の処理の為の手なので、左手で物を受け渡しすることは相手に対する侮辱を意味し、注意が必要です。お店でのお金の受け渡しや、商品を受け取る時は右手か両手で受けた方が良いでしょう。(とはいえ、外国人に対してはあまり敏感ではないそうですが)

プアサ、そしてハリラヤ・イドゥールフィトゥリ

イスラム暦の第9月は「ラマダン(聖なる月)」といって、断食(プアサ)が始まります。日の出から日の入りまでは食事はもちろん、飲み物や、つばを飲み込むことさえも許されません。これは強制ではなく、各自自発的におこなうのですが、敬虔なイスラム教徒は、ほぼ全員が従います。禁欲をする事によって体を清め、ハリラヤを待つのだそうです。うちの以前の運転手によると、最初の1週間は寝不足と空腹感でかなりきついらしく、確かにその時期はオフィスのあちこちに寝不足の人を見かけます。(99年は98年12月19日頃から99年1月18日頃まで)

この断食月がイドゥールフィトゥリで開けると、レバランの休暇に入り、ジャカルタからは全く人がいなくなります。みんな家族を引き連れて田舎に戻り一族親戚と過ごすからです。ちょうど日本の「盆と正月が一緒に来た」感じでしょうか?なお、この時期には多くのレストランや商店がレバラン休みに入るので、観光目的で来るには避けた方が無難でしょう。レバランの楽しみがあればこそ、つらく長いプアサを乗り越えられるのだなあと思います。


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